作品について 多摩美の頃からカジュアル・ポップな作風が好みだった僕はその頃から、アンディー・ウォーホルと横尾忠則とカリフォルニアが大好きでした。その後アメリカに留学、僕にとってこの重要な経験を生かし自分のスタイルを修正、醸造、発酵し加藤哲也スタイルの作品を制作しています。今でも自分(アイデアの方向性)は、何処から来て(アイデアの方向性)何処へ行くのだろう?と作品のイメージに悩み、街を散歩してイメージを整理し自分の行き先を空想、想像している。 また一方では、シャケも動物・人間も、きっと一緒で回帰本能が同様な原理で存在すると考えられる。僕は東京で生まれ、太平洋(カリフォルニア)で成長し日本に戻り棲息している。この先何処へ行くのかは分からないが、今のところ、思考もアジア回帰して凄く僕がアジア人で、アジア的なモノが気になり自分的アジア遺跡イメージと、ジメジメ感の多発する有楽町のガード下や、朽ちた古い建物の錆、剥がれたペンキを凝視・観察します。また地方に旅すると崩れかけた土蔵の剥がれた土壁にジィーンと美的感動します。 時空を越え、存在が説明を拒むような作品を、すごくカジュアルスタイルで発表しようと考えています。 加藤哲也 |